~ The law grows of sin, and chastises it. ~
当ホームページを閲覧して頂きありがとうございます。弁護士の寺島英輔です。
 
 
弁護士という職業の本質について、表面的には訴訟代理人・法律事務・法律相談など法律の専門家としてクライアントがやりたい事を代理として行う事、クライアントが知りたい事に答える事がその職務の根幹であり、一見その本質は法律の専門家であるように見えます。
 
果たしてそうなのでしょうか。
 
 
 
弁護士が関わる業務はその殆どに争いが関連するものです。訴訟代理の対象はまさに揉め事であり、刑事事件であれば国家機関を相手にした交渉となります。契約の検証は揉め事を事前に防いだり、揉めた時に有利に進めたりすることを目的とするものです。 私は予防も含めた広い意味での争いが我々弁護士の職務領域であり、法律はその手段に過ぎないのではないかと考えています。
 
弁護士資格自体は法律の専門家という位置付けですが、実務家としての弁護士として、法律の専門家にとどまることなく、争い事の専門家であるという心構えをもって職務に従事していきたいと考えています。法律は重要ではありますが、そのための道具に過ぎません。ただ一方的に権利を主張するより、心情的・金銭的な配慮をすることで双方にとってより円満な解決となる事例も多くあります。
 
クライアントから法的な側面でのサポートのみを依頼された場合には法律の専門家に徹しますが、そうでないケースについては、クライアントと二人三脚でより良い解決のための道筋を探っていきたいと考えています。
 
 
 
社会全体をマクロな視点で見た時、「法律の目的は平和であり、これに到達するための手段は闘争である」というイェーリングの言葉にもある通り、戦いの先にしか平和が訪れないというのは歴史的事実でもあります。しかし現代の日本という成熟した法治国家におけるミクロな視点においては、闘争はできれば避けたいのが普遍的なニーズであり、とはいうものの、ただ単に逃走を続けるだけであれば我々の存在価値はないのではないかと思います。
 
勇気をもって直面する困難と真正面から向き合い、当事者以上の当事者意識を持ち、クライアントとまさに一体になって最適な対応を考え続ける。そんな弁護士でありたいと思っています。
 寺島英輔

Count per Day

  • 52103総閲覧数:
  • 0今日の閲覧数:
  • 19昨日の閲覧数:

最近のコメント

    アーカイブ

    PAGETOP
    Copyright © Eisuke Terashima All Rights Reserved.
    Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.